日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

2005-01-01から1年間の記事一覧

さよならエース(4)大往生

レッカー車が来る前に最後の写真を撮ろうと出かけた。猿投山と。景色も撮ったらどれも暗い写真ばかり。(2008年にこの日記を書いている。理解不能である。身内の死より深刻だ)そろそろ時間だ。天使も来た。フロントの「おいどん?」を見て驚くおじさん…

『同胞(はらから)』

1975 amazon:同胞 監督:山田洋次 主演:倍賞千恵子今月初めに友達が家に来たのでレンタル屋へ行ったら、カードの期限が切れていた。友達がすすめた「amazon:フラッシュ・ゴードン」は、笑えたけど、表紙の印象どおりヒドイB級で、半分見る前に寝てしまった…

NHK「進化・生命の奇跡 第七回・究極の動物」

2001 National Geographic TV海底の砂の上に5本のウデが星型になったヒトデがいる。裏返すと真ん中に口がある。すべてのウデを持ち上げて、先をくっつけると「ウニ」になる。ウニを両手でひっぱって伸ばすと「ナマコ」になる。みな「棘皮動物」という仲間だ…

島根原発2号機の話

何ヶ月か前の仕事の空き時間に、むかしは仕事で工場やプラントを設計していた、と言っていた人が、帰りぎわに思い出話をはじめて、帰るのが1時間遅くなった。一番の大仕事は原発の配管なんかの設計だった。ああいう大きな施設の建設には計画と実際の「建設…

豊田と白瀬中尉の関係

市役所で印鑑証明もらったついでに、ロビーで地震対策のパンフレットを探した。美術館が過去行った展示のカタログもあり、購入もできる。その中に大判の本で「白瀬中尉の南極探検」を見つけた。日本人で初めて南極大陸に立ったばかりでなく、ハンデ山盛りな…

『被差別の食卓』

2005 上原善弘 amazon:被差別の食卓同和地区出身の上原さんが、ニューヨークの黒人街のレストランで「ふるさとの味」に再会する。出身地区のことを「むら」と呼んでいた。母親のつくる「むら」の菜っ葉煮と黒人奴隷の「ソウルフード」のひとつ「カラードグリ…

賢者の贈り物

今朝の最低気温は4.3℃で、明日はもう少し冷える予想だそうだ。昨日から急に空気が変わった。10時すぎ自転車で帰る途中、風を受ける指先が寒さでこわばる。3日前の南国土佐は11月なのに半ソデという、暖冬で豊作だと蒲郡のみかん狩り園のスタッフが笑う、変…

『羆嵐』

1982 吉村昭 amazon:羆嵐 新潮文庫 くまあらし。熊を殺した後に吹くという強い風のこと。大正時代の北海道で、小さな村がヒグマに襲われ7人が殺された。日本の獣害史上最悪の事件といわれる。この話とは少しばかり縁がある。旅行中に事件現場の近くを通りか…

四国の深淵「林道・日の丸多美線」

「竜ヶ岳」のことを思い出したのは午後4時すぎで、「大歩危・小歩危」の西祖谷村の谷ぞこは深くすでに日は差さない。竜ヶ岳は「大歩危・小歩危」のある32号線から2本(2山)裏通りにある「東洋一の断崖」である。「東洋一・・」で検索すると日本に限って…

大杉

32号線を大豊インター手前の大杉町まで来たところで、実家に携帯を忘れたことに気づく。もったいないので名物の大杉を見てから戻ろう。「知られざる日本一」大杉町の大杉:周囲16.7m 樹高57m 樹齢3000年 高さ日本一は愛知県・鳳来寺の「傘杉」59.7m。人気で…

ネズミがいます。

夜な夜な机に向かっていると、背後からガサガサ音がするんで気になってました。一日数回ほんの5秒くらいのものなので、涼しくなったのが冷蔵庫の上に積まれたガラクタの微妙なバランスに影響して少しづつ崩壊をはじめたのかと思ってました。もう秋だなぁ、…

さよならエース(2)エースとの日々

窓がない スペアタイヤといっても普通と同じタイヤを載せている。弱ってきているとはいえ、東京から下道で箱根の峠を越えて帰ってきた。まだ走れる。さっそく車検の見積もりを出してもらう。1年前の車検でずいぶん直したけど、タイヤは前後すべて替える必要…

さよならエース(1)もう走れない

三角表示板 先週のこと。東名高速を100キロで走っていて前輪がバーストした。バン、という音のあと急にスピードが落ちた。ガガガと何か引っかかってるような音がして、パンクだとは思わなかった。路肩にたどりつきたいが、追い越し車線にいて路肩は遠い。振…

さよならエース(3)未練を「塗りつぶす」

同時多発テロの2001年の1月に免許を取った。22歳。車を買ったのは8月で、夏休みに改造をして8月20日ごろに旅行に出た。大阪で車を買って船に乗せて高知へ帰った。マニュアル車は学校以来乗ってなくて、フェリー「ニューかつら」の2階駐車場へ上…

岡崎花火

すごい渋滞で約束に2時間遅れ。もともと出発が1時間遅かったんだけど おいでん花火も良いけど、毎回「負けた」と思うのはなぜだろう。歴史か。

『スペースバンパイア』

[rakuten:dvdoutlet:10104118:detail] TVをつけると懐かしい「新スタートレック」のピカード艦長が出ていた。主人公らしき男にきつい皮肉を言って困らせている。例のコスチュームを着ていないから、ホロデッキで遊んでるところか。それにしても下品な笑顔…

御岳登山記(8)

五の池 虫も多い。しかもブンブンうるさい種類の虫が多い。「高原のお花畑」という夢見がちなイメージも彼ら抜きには成立しない。と思えば耳になじむ。 継子岳へのガレキ道。写真には余分な迫力が出てしまって、実際はなだらかなハイキングコースだ。一番遠…

台風6号、ナイスな虹をのこし去る。

部屋より 家の裏の道より 「Autostich」という画像合成ソフトを使いました。下段の虹がゆがんでいるのは元の写真がヘボだからです。しかし、空の写真を合成するなんてたいしたもの、賢いソフトだ。

『鋼製ゲート百選』

【楽天ブックスならいつでも送料無料】鋼製ゲ-ト百選 [ 水門の風土工学研究委員会 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 科学・医学・技術 > 工学 > 建設工学ショップ: 楽天ブックス価格: 5,184円楽天で詳細を見る「鋼製ゲート」とは要するに「水門」のことだ。…

『高熱隧道 』

高熱隧道 (新潮文庫)作者: 吉村昭出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1975/07/29メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 40回この商品を含むブログ (41件) を見る黒四ダムに向かう扇沢駅売店にて購入。 映画化された「黒部の太陽」の文庫本もあり一冊を選ぶのに悩ん…

御岳登山記(7)・晴れる

快適な避難小屋だった。 真夜中の1時に強烈な便意で目が覚め、外に出ると相変わらずガスでライトを点けても白く雲って10メートルも先が見えない。おかげで裏にあった新築のトイレを見つけられず、大変難しい処理をせまられた。天気が回復したら早めに出発し…

御岳登山記(6)・疲れのレベル

「二の池」への下りが長く感じた。気温が上がってきたし、やはり疲れが出てきた。沼でのハプニングも影響しているはず。そこで、疲労感がどう変わっていくか意識して歩くことにする。以下テキトーに自己診断してみた。 最初のうちはマラソンと同じで単なる酸…

御岳登山記(5)・沼に沈む

「一の池」という火口跡の茶碗のフチを歩く。相変わらず視界は真っ白だ。風もなく、角のとがった石が積み重なった道を歩く自分の足音しか聞こえない。「三十六童子おはちめぐり」という場所で、道沿いの岩に人の形を彫ってある。こういう霊的な場所がスカッ…

御岳登山記(4)・携帯食考

昨日の夜遅く、アパートの隣人がバイト先でもらったという食パンとバナナ一房を持ってきてくれた。山に行く決心がつかない今日の昼まえ、冷蔵庫に入りきらないビッグサイズのバナナと食パン2斤をどう処理するか考えていた。置いといたら腐っちゃうしな。そ…

御岳登山記(3)・哄笑

濃いガスのせいで遠くは見えない。最高峰「剣が峰」までずっとそう。 大きな雪渓が残っている「大滝山頂」まで登りつめれば「剣が峰」までなだらかな尾根を登っていくだけだ。でも「なだらか」で特徴の無い地形は落とし穴で、道を見失う。斜面の雪渓の踏み跡…

御岳登山記(2)

山へ行ったのは数週間前のこと。戻ってからすぐに日記を書こうと思っていたけど、いつもの先送り体質に加えて書けない理由があった。標高2000メートル以上とか、ある程度の山に入るには暗黙のライセンスのようなものが必要で、それが無い人に山は危険すぎる…

御岳登山記(1)

嬉しくない理由で急に3日間予定が無くなった。それで気分転換に山に行くことにした。山のことは以前から頭にあった。去年の東北旅行では自転車から手ごろで「うまそう」な山を見上げながらも、カカトの痛み(ミゾに落ちた)がひどく断念した。下界は蒸し暑…

稲武旅行

瑞龍寺のしだれ桜。樹齢340年がたち、数年前、枯れる寸前だったのをベテラン樹医と町の人たちによる数度の大手術で復活させた。しまったブレたと思ったが、僕がふつうに撮るよりいい感じになった。なんども死に掛けてはよみがえった生命力を感じます。

足助

ひとつ区切りがついたので、夕方になって足助へ出かけた。たった20キロ走っただけで、時間的にも空間的にも遠くに来た気分にさせてくれる。飯盛山(秋行くと光ってる山)の上までは割りと楽に登れた。何年か前は、暑かったせいか頂上につくとフラフラにな…

「マルチメディアの巨人」

いま起きた。このまま超朝方生活にしたい。「マルチメディアの巨人―ヴァネヴァー・ブッシュ 原爆・コンピュータ・UFO」読み終えた。原爆計画を指揮し、パソコンの原型になるアイデアを考えた人。原爆投下を急がせた理由のうち大きなものが「巨額の予算をつぎ…