日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

2022-01-01から1年間の記事一覧

メンテナンス主義で(1) たこの木連続講座の台本を考える

利用者さんに「昭和の男」がいる。保育園の事故のニュースを見ると「子どもはお母さんが見てやらないと」とか言ってしまうし性的少数派の人たちにも偏見丸出し。「時代遅れ」だと分かっているので外では言わない。その一方で、私が失敗した焦げた料理を悪く…

あらばしり(14) なりたいもの

小学生のころ「なりたいもの」といえば。運動ができなかった、女子にモテなかった。じゃあ、できるようになりたいかといえば、ちょっと違う。そういうのは、「自分はそういうタイプではない」から、考えてもしょうがない。単純で、手の届きそうな感触の「望…

介助者を6年やってみて(12)  誰も悪くないのに、お互いしんどい

ルールが細かく決まっていて、きっちり指示をできる利用者の現場は、独特なしんどさがある。ハラスメントとかしない人格者であってもそうなので、申し訳なく思うこともある。自分が薄まっていくような感じがする。失われる「自由意志」みたいなものを補うた…

介助者を6年やってみて(11) 運動を引き継ぐために

「運動は引き継げない」という言葉には、「あきらめ」を含みつつも「達観した明るさ」があると思っていた。「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」みたいな。ただし、人生をかけて守ったものと名誉は残る。・・どうやら、そうではなかったらしい。とても苦しそ…

あらばしり(13)by あ(題字 by あ)

4月に3回目のワクチンの予約をしようとしたら先に感染・発症してタイミングを逃した。都心の方に行くことがあったので、ついでに、今さらだけど丸の内の接種会場に打ちに行った。帰りに近くの「信託博物館」に寄った。小さな博物館だけど楽しめた。一番身近…

沖縄日記(15)やんばる日記

※コロナ流行下の旅行を推奨するものではありません※ 出発予定の6月末に「再流行してたらキャンセルする」つもりで手配したら、幸運にも(一瞬だった)流行の谷間でした。秋頃になるか、収まっていたらオフシーズンで格安になると思うので是非おでかけ下さい…

介助者を6年やってみて(10) Y先輩の投稿を読んで

昔、入所施設に住んでいる友人や知り合いが風俗を利用するボランティアに精を出していた(深い意味はない)時期がある。多い時は毎月くらい夜勤明けでフラフラでも少し意地になってやっていた。利用しやすいホテルを探して、山の上の古いラブホテルに手動車…

あらばしり13(雑談) 岡山県「犬島」3時間滞在プランのご案内

「瀬戸内」の海を見てほしい。見に行けなくても「西日本に特別いいところがある」って知っていてほしい。なんだけど、ここに限らず人に勧めるとだいたい嫌がられる。どうしても「押し付け」感が出るみたい。自慢や自分語りを極力入れずに勧められないか。 来…

介助者を6年やってみて(9) 「玄関に鍵をかけるか」問題 

ITで、ある程度行けるんじゃないか、と思っている。自分はヘルパーで食っていて、何でも機械に置き換わったら困るし、それは無いと思いつつ、ある程度は行けるだろう。 昭和の昔から、日本中の施設で、老人ホームで、誰からも好かれて一日中見守りしてくれ…

介助者を6年やってみて(8) 施設職員列伝 

昔の職場の「相談員」が、どうにも「いけ好かない」人で、相談員に偏見を持つようになった。当時は、個別給付の相談支援というものが無く、行政から広い区域ごとに委託されるだけだった。大きな法人の中のベテラン職員しかなれないエリート職だった。最新の…

介助者を6年やってみて(7) たこの木小学校「国語」 

Y先輩による会議の案内メールがシンプルを極めていて「労力を使わない」ことへのストイックさを感じた。小学生のころの「漢字ドリル」を思い出した。部首と作りを分割して書いた。「頭」だったら豆豆豆豆、頁頁頁頁。ただ速く書くのだと、それなりに頭を使…

介助者を6年やってみて(6)もち問答・おせち問答

Nさんは「昭和の男」だ。季節の行事や性的分業を大切にする。夕食の時、2人でテレビを観ながらニュースに注文をつけ始める。「実家感」があって嫌いではない。「女性だけが子育てをする時代じゃないとか言うけどね、おれは違うと思うね。お母さんが子ども…