日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

御岳登山記(6)・疲れのレベル

「二の池」への下りが長く感じた。気温が上がってきたし、やはり疲れが出てきた。沼でのハプニングも影響しているはず。そこで、疲労感がどう変わっていくか意識して歩くことにする。以下テキトーに自己診断してみた。

  • 最初のうちはマラソンと同じで単なる酸素不足で動けなくなる。疲れ、でもないか。深呼吸すれば直る。
  • つぎに、ザックの重みがかかる肩や背中、また太モモなど長時間負担がかかる部分が痛んでくる。一時的なものなので、休んだり荷物降ろして開放してやれば直る。
  • 力が抜ける、どちらかというと寒気がする。カロリー不足なので行動食をかじる。
  • 鼻やノドの粘膜が乾くような感じ、眠くないけどまぶたが重いような。どちらかというと熱い。水分不足もあるけど、本格的に疲れてきてる。そろそろ大休憩が必要。

ちょうど「二の池」に着いたところで大休憩ということにした。濃厚なバナナ・ピーナッツバター・サンドを作った。疲れていたので何でもうまい。歯、みがきたい。

二の池

バナナをコンビニのスプーンで切っていると小雨が降りはじめた。雨粒が池の水を打つ「サーッ」という音が耳に心地いい、と眺めているうちに雨脚が激しくなる。十分休めないまま、着替えて出発する。

サイの河原。ケルンらしいが、こうゾロゾロ一杯あると目印にならない。ガスのおかげで「賽の河原」の演出効果抜群だ。と強がってみるが、先が見えないストレス、ガスはもう要らん。

意味はとれないが、17歳の少年の決意表明らしい。名前をGoogleにかけるが見つからず。覚えておこう三柴くん

疲労の次の段階は、体が熱っぽくなって一歩一歩に痛みを感じるようになる。頭の中は「目的地はマダカマダカ」がぐるぐる回る。素人診断だと、関節あたりに疲労がたまって熱持ってるんじゃないか。重い荷物背負って慣れない運動を続けた負荷は全て関節に行くだろうし。

雨のせいで休憩のタイミングがずれて、次の段階へ突入してしまった。17時ごろ宿泊予定の避難小屋に着き、どうせ乾かないと思いつつ靴や衣類をロープに吊るし、何はともあれ寝る。ミートソース缶のことを思い出し、加熱のため寝袋に入れて一緒に寝る。