日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

連休の旅一日目

ゴジカラ村について考えるのはワクワクすること。書くのはむずかしい。

もともとは森のなかに老人ホームが一つあった。いまは敷地に幼稚園がある。学校もある。お年寄りが集って自然のなか静かに暮らす。そこに生き生きとした生活があるか?人は世代や性質の違う人々に囲まれ、喧騒とわずらわしさのなか生きていく。ある日の老人ホームは子供に解放される。関わりたくない入居者は閉じこもる。走り回ってぶつかればトラブルになる。スタッフの仕事はトラブルをふせぐ管理者ではなく、生きていれば当然あるゴタゴタを収める仲介者になる(古きよきいつかのコミュニティにはいた)。
「ゴジカラ村NEWS」に地域紙の切抜きを引用してある。見出しは「言葉の壁超え日仏若者交流」。フランス人10人が参加するワークショップがここであった。介護員がどんなにがんばっても、集団生活のなか一人のお年寄りに関われる時間は本当に短い。もっとも近くに寄りそう必要のある認知症老人には短すぎる。なら子供に残りの時間を埋めてもらおう。ヤギやウサギにもお願いしよう。適度な刺激のフランス人も使おうか。

その広報誌の写真「まずは歓迎会!」に僕が写っている。コップ持って乾杯している。別の用事で訪れたら「きょうフランスの人達が来るから一緒に遊んでいってください」と言われた。一緒に夕飯を作り乾杯して風呂にも入った。

連休の一日目はここの利用者さんと(杜人さんと呼ぶ)モリコロパークに出かけた。ボラさんが元気いい。 デイサービスの非常勤の職員さんもそうだった。
「みんな喜ぶからいつでも来てください。私がいうことじゃないけど」これだけのことを、パートさんが言える事業所は少ない。