日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

(63) あらばしり10 ネットフリックス

自分と歳の近い利用者さんが「幼い女の子」が好きなんですね。おっさんなんですけどね。ローティーンアイドルの切り抜きをしたり、街なかのポスターを愛でたり。あまり性的な感じはなくて「自分を傷つけない存在」なのかな、などと分析してました。支援者らしくね。最近リアルの友達が好きになって、スマホの待受画面がアイドルからその女の子に変わったらしい。

我が身を振り返ると、最近はネットフリックスで「萌えアニメ」ばっかり観てる。前はミニシアターの会員になって、オシャレで小難しい映画を観に行った。どこかの時点で「若くないし背伸びせず好きなものを観よう」と方針変更した覚えはある。でも、ここまで、のはずじゃなかった。これは自分の「偏見のざんげ」なので容赦してください。

二次元の世界にいた彼が、リアルな関係を求めるようになった。彼は先に進んでいて、こっちは退化している。正直に悔しい。

「く◯んのポスターの、幼女の、匂いを嗅ぎにいく人に、負けてる!」

さておき、Netflixなど、最近の配信サービスは良いものです。恥ずかしいDVDのケースだと、お店で借りづらい。セルフ受付になってもね。人の好みは、意外と「周りからどう見られるか」で決まっているかもしれない。気兼ねせず観られるようになれば、けっこう何でもいけます。

作品を紹介しようと思った。まだ彼のように「開放」されていないので「萌えアニメ」は書けない。

【カラーで甦る第二次大戦】

欧米版「その時歴史が動いた」あちらの人たちが、どこに「その時」を置くかが新鮮だ。序盤の独軍は装備・兵力に劣り、仏軍は世界最強の軍事大国だった。しかし第一次世界大戦厭戦ムードで軍のトップが戦争を避けた。「その時」は、仏軍の偵察機からの奇襲の報告を無視したことで戦局が一変した「アルデンヌ攻勢」。イギリス人の歴史作家が吐き捨てる。「思い出すたびに腹が立つ」。フランスの弱腰を強調していた。

アルデンヌ攻勢では三日三晩進軍を続けた。覚醒剤のような薬物を使っていた。ヒトラーも戦争末期は、カクテルにして効果を高めたドラッグを飲み続けていた。調べたら、さすがに後遺症が強く、兵士に使うことはなくなったそうだ。

日米開戦について「真珠湾奇襲」は、「甘く見た米国の失策」という見方。当時の海軍ニミッツ提督は、能力不足を疑われ批判の大合唱で失脚寸前だった。「その時」はミッドウェー海戦、日本ざまあみろ、、ではなかった。まぐれ、ラッキー、宝くじ。米国にも厳しい。イギリス人が作ったのかと思ったけどNetflix制作。

あと「東京大空襲」の歴史の闇。作品では「ドレスデン爆撃」が中心テーマだけど、規模でいうと310東京大空襲はケタが違った。市民への無差別爆撃では20世紀最悪というか広島長崎に先んじた「0発目の原爆」というくらい、非人道的な行為だと、今さら気がついた。当地に住んでても忘れてしまってる。

外国の「NHKスペシャル」みたいな枠のもの、を探してみるのが「コンテンツ探し」のコツだな、と思った。考えなくても頭に入ってきて、自分の頭脳レベルに合っている。

チャップリン映画】

仕事終わって、そのまま成田空港に向かい、泊まって早朝の便に乗る。非常事態宣言間際の夜のターミナルは、小学校のグランドくらいの広さに3人。贅沢な視聴環境だと思う。

WiFi拾ってイヤホンつけてチャップリン映画を何本か観る。自宅では5回くらい挫折した。情報が多くて集中力が続かない。静かだけど固い椅子で、寝ることもままならないのが却ってよかった。

それにしても「ライムライト」で、20代の女子に「歳なんか関係ない!結婚して!」と言わせる爺さんには、やりやがったな、という感想。

ガンダム

初代から観てみようと何度か試みている。CMの前後の「アイキャッチ」という短い切り替えシーンが当時のまま使われている。「ピヨーン、チャラーチャー、、シュウ!」ってやつ。あれが20年前初めて観たときから生理的に受け付けない。なのに頭に入り込んでくるから4話ぐらいで辛くなってこれも5回くらい挫折している。

Netflixは頼んでないのにオープニングとエンドロールをスキップするんだから、これも飛ばしてほしい。待ち構えて人力で飛ばそうとするけど、わずか数秒のことで間に合わない。ググったら監督が「声に意味はない」と言ってて、それも腹が立つ。