日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

出せばいいんだよ出せば!


身近に結婚話が多い。基本的には良かったと思う。でも「こいつらは永遠の同士だ」と思っていた2組のメデタイ話を聞いてから体調がおかしい。

先を越されて悔しいね。結局そんなところなんだろうけど、これまで他の同士たちが結婚していったときは何も感じなかった。何か変わったことがある。

ちゃんと学校や仕事に通い、人と関わり、家族の心配をし、たまには社会や世界のことも考える。そんな誰もがやってるあたりまえのことが一番難しかった。この社会や文化で求められる「メジャー」な義務を果たせないかわりに、誰も興味ないことに努力し、人が気づかない価値を見つけようとした。メジャーな幸せには縁がないけど、マイナーな、でも「空気を読む」規制の入っていない広大な世界につながっている楽しさがあった。

今の仕事の大きなモチベーションになっている。「メジャーで不自由な」幸せには手が届きにくい人たちといっしょにやっていきたい。「お前のしょうもないコンプレックスといっしょにするな」という大ブーイングが聞こえる。もちろん建前上は「人としての権利が、あたりまえの暮らしが」と言うことにしてる。でも世の福祉職のモチベーションなんか根っこは似たようなものだと思うし、そういう人のほうが信用できる。

当直明けでもせっせとデリヘル介助に行く。こう言いたい「そんなことで自尊心を傷つけるのはやめてよ。出せばいいんだよ出せば!」

それが30過ぎて一部でも人並みのことができてくると、決心が揺らいでくるんだと思う。何かそういうのもいいなぁ。うらやましいなぁ。でもそれを認めるといろんなことに言い訳を用意しないといけなくなる。屈折した熱意でかろうじてやっていた仕事ができなくなる。

まあ物にも人にもこんなに恵まれた人間のくせに何言ってやがるという話で、本当に小ぃさいと思う。しょうがない小さいから。学校も就職も人生すごろくが進まない人間なので「見送る」ばかりだ。見送るばかりはもう飽きた。ブログ療法セッション2終わり。