介助者たちは、どう生きていくのか
2日前の晩に泡盛のお湯割りを飲んで寝たら、とてもよく寝れた。体がゆるんで変な寝返りを打ったのか、翌朝かるく寝違えた感じだった。
昨日の夜は大変だった。1日のうちに悪化して首が動かなくなった。寝ればいいや、と思って早く寝る。寝たほうが苦痛だった。360°あらゆる方向を向いて試すと左向きで5°くらいの範囲しか耐えられない。それでも多少は痛い。
ベッドを出て机に突っ伏すのが唯一の睡眠できる体勢みたいだ。2時間ベッドで「体を」休めて、机で2時間「脳を」休めて、このセットを2回繰り返したら朝が来た。
今朝はとても弱気になっていて、診察30分前に近くの病院に行った。変な病気かもしれない。すでに待合室は満席だった。「典型的な寝違え」ということで薬をもらって出てくるが、車を運転する気にならない。動かせなくて困るのはまず運転。
薬を飲むためにコンビニでパンとか買う。鏡の自分の目つきが悪い。少し下を向いて固まってるので前を向くと上目づかいになるし、もともと目がうつろだ。
コンビニの駐車場で薬が効くまで1時間本を読んだ。
介助者たちは、どう生きていくのか―障害者の地域自立生活と介助という営み
- 作者: 渡邉琢
- 出版社/メーカー: 生活書院
- 発売日: 2011/03
- メディア: 単行本
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「腰痛のこととかあるし、年をとればとるほど給料が減っていくんですよね」
ぼくは首を痛めただけでもう働く気になれない。利用者の使い勝手のいい介助者は、勤務時間も給料も身分も不安定になる。制度の一覧のなかで、ずっと「重度訪問介護」が浮いていた。居宅介護があるのに。それは「生まれが違う」制度だったからだと知った。短時間のヘルプは、制度を作る専門家が思いつく効率的なサービス。「重度訪問介護」は、「生活保障」をめざす障害当事者の運動と実践が制度を作った。
筆者が「運営者、職員本位で、利用者のリズムを」と事あるごとに責められる施設職員なので、。さっそく「制度が分からない」と言っていた後輩にひけらかす。自立支援法はニーズに応えようとした法律だけど、国はそんなに払えないから区分とかの手続きで調節してる。『よく分かる自立支援法』みたいな事務サイドの本はかえって難解だから、当事者向けのやさしい本がイメージしやすいかも知れない。
筋肉の緊張をゆるめる薬を処方された。脳性マヒで緊張しっぱなしの友人も、似たような感じなんだろうか。仕事帰りに友人のところに寄って「緊張で辛いというのがすこし分かった」と話すと、二ヤーッと笑った。笑った意味は確認せず帰る。今日は寝られるかな。