日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

伊勢

家族で伊勢参りをする。

伊勢神宮にはよく行くので、とくに新しいことはなかった。パワースポットが流行っていて、大きな御神木に人が集まって、幹に触ったり、携帯で写真を撮っていた。宇治橋の何番目かの欄干(塔のような柱)をなでている一団もいた。

分杭峠に行った次の日に人身事故を起こしたので、パワーなんとかには関わらないようにしている。信じない、のではなくて「負の」パワーもあると信じるようになった。


拝所(賽銭入れて拝むところ)にかかっている布が、本殿の方向の目隠しになっている。初詣の時期はいつも風が強くて、時々はためいて本殿をチラ見できる。白くて飾りのない布で気に入っている。

ぼんやりしてカメラを向けたら警備員の拡声器で呼びかけられた。「拝所の写真は撮らないでくださーい。そこのメガネをかけた男性」拝所前の群衆がどよめいた。メガネまで言うか。気まずく拡声器のほうに会釈する。やせて青白い顔の警備員・・あんただってメガネじゃないか。

てこね寿司を食べに姉の勧めで、おかげ横丁の「すし久」に行く。旅館の朝食会場のような大広間があって、団体をさばける造りになっている。そうなると大抵は雑になって落ち着かないものだけど、ここは創業150年くらいの老舗で、いま以上の伊勢参りの熱狂を受け入れてきた歴史がある。

旅館みたいな造りなっていた。広い玄関と靴脱ぎのための腰掛け、広いロビー、広い階段。座布団に座っても目線の高さで五十鈴川が見える。注文するとすぐに出てきた。づけまぐろを並べてタレをかけるだけだしな。でもおいしい。多少窮屈でもポイントを押さえれば、「レジャー、アウトドア」より日本人の「旅」の感性に合うのかも知れない。

豊田への帰り道に雪が降り出し、午後から記録的な積雪になった。僕の車はタイヤがすり減っていて、買った時から同僚に「替えた方がいい」と言われていた。

急な下りで滑り出しハンドルもブレーキも効かなくなった。10m先に信号待ちの車が迫る。思い切りハンドルを切ると、わずかに効いてきて、壁にぶつけて止めた。車への愛情がないから出来る。主にタイヤが当たったらしく、車体の傷は「許容範囲」だった。

整備してないから自分だけ滑ってバカバカバカ、と思って走っていたら、横から飛び出してきた車が前を走っていた車に突っ込んだ。軽い衝突だった。ハザード付けて止まった前の車を追いこしながら運転席をのぞく。ぎゅうぎゅうに渋滞しているなかで、たまたまその駐車場の出口にいて事故に遭った。「なんでオレなの・・」がっくりうなだれる兄さんがいた。この非常事態に、警察は当分来ないだろう。

伊勢神宮の駐車場にて。五十鈴川の河原にカラスの大群が集まっていた。異常な寒波の兆しだったのか、じつは毎日やっていて、餌場の情報交換をしていたのか。

てこね寿司の写真もパワースポットの写真もあるけど、暗い写真ばかり載せてしまった。最近の記事は「公開ブログ」になってない気がする。数年後に読んでくれる誰か(もしくは自分)に向けて書いている。

(今気づいたけど、パワースポットに行った翌日は100%事故るみたい)