日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

健在です

ギリヤーク尼ヶ崎は健在です。

今年で80歳になられた。去年の大須大道町人祭には出演していなかった。心臓にペースメーカーを埋め込んで復活です。

「ほらここに入っています」胸をはだけて、知り合いの芸人さんを呼んで確認させる。芸人さんが面白がって触っていると、「いつまで触ってんの!」というヤジが飛ぶ。なんだこの感じは。

「転ぶときは、左から転ばないように気をつけています。もしぶつけて壊れたら、私はそれで終わりです。」

相変わらず、大変な事実を、上品な標準語で、淡々と話される。
「医者には、まさかこんな踊りだとは話してません。『盆おどり』だと思っているでしょう。」会場爆笑。

いい写真が撮れたと思った。なにが良いのかと、改めて写真を眺めていると、見つけた。バケツが面白いことになっている。拡大写真。

観客スペースの中央、一番前列に、見覚えのある女性が座っている。

ギリヤーク尼崎の神がかり - http://d.hatena.ne.jp/Araki/ 2007年10月の日記

数年前に、やっさんと後ろでしゃべっていたら叱られた。その人だと思う。その時も迫力があったけど、さらに凄味が増していた。演者に呼びかけたりしない。舞台で何が起きても、目を見開いて、まっすぐ前を見つめている。何があったんだろう。

一緒に行った同僚と話し合う。親子なのではないか。営業の旅先でうっかり作った子供で、父親はそれを知らない。とか。

同僚にぜひ見て欲しかった「白鳥の湖」はやらなかった。瀕死の白鳥。リアリティあふれる白鳥の湖は、一流のプリマにも真似できまい。ぼくは笑わずに観られない。後遺症なのか、手の震えが収まるまではやらないそうだ。