日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

高橋節郎館

ひさしぶりに豊田市美術館へ。

高橋節郎さんの漆の絵。パンフレットから転載(したらダメなんだろうけど)

金や銀の線は、漆をけずったところに金箔などを埋めこんでいるそうだ。銅版画のけずった線も鋭くて独特だ。これを見ると他の常設展の絵がぼやけて見える。

美術館の本館の現代的な、悪くいえば「訳がわからない」展示のあとでは、漆の絵はいつも地味だった。漆といえば器や変な箱に塗るもの。工芸のすごいおじいちゃんが、年とって変に自由なほうに行ってしまったイメージだった。「漆で絵も描けるんだよ」

本館のついでに何度かのぞいていたけど、ずっと何か気になっていた。今日も、閉館15分前に高橋節郎館に行ってみる。

大きな屏風の前でひざをついて眺める。これが正しいポジションだと思った。立ち上がる気にならない。昨日当直あけで夜中じゅう後輩に連れまわされて、疲れで腰が痛いのもあるけど。

高橋さんの絵は、もしかするとすごく新しくて、もっと若い人が喜ぶものかもしれない。常設展に行かれる方は、時間なければ本館は半分にしてでも高橋節郎館に行ってみて。

受付でイチハラヒロコさんの「恋みくじ」というのがあった。新年はじめにいつもやっているそうだ。これ良いなあ。