おめでとうございます

昨日スーパーへ行く途中に葬儀屋さんの看板を見た。「I町　小野田　家」正月そうそう大変だ。小野田って大家さんちと同じだな。

人違いだと思っていたが、夜になると心配になってきた。

I町の小野田さんで、年齢的にあやういのは、そんなにたくさんいないだろう。そういえば２週間くらい顔を見ていない。年越しして気がゆるんだのか。

夜中の３時に昔の寮生にメールしたら、そいつもすごく心配していた。自分「明日は昼から勤務だから、朝大家さんちに確認しにいってくるよ」とメールして寝た。

７時に電話がかかってきて、なんだこんな早くに誰だ、と思ったら「おまえは早番だろう。早く来い」という連絡だった。勤務を写しまちがえていた。

なんとか業務をこなし、夕方大家さんちへ行くと、なんでもないように大家夫妻がいた。新年の挨拶に来たと思って喜んでくれたが、こちらはそれどころではない。心より「おめでとうございます」生きててよかった。

お葬式のあった小野田さんは古い血縁で、そのおばあさんは９９歳だったそうだ。大家さんは今年９０で、暖かい時期はタンクトップで毎日畑に出ている。小野田一族は長寿だ。