"Once Upon a Time in America"
大人になれば分かるのかと思って借りたけど、やっぱり分からない。
「善き人のためのソナタ」を借りるつもりでレンタル屋へ行った。何かの雑誌で推薦されていた。帰って観はじめたら、半分で寝てしまった。内容を知っていた。前回も半分で寝てしまって、観たことも忘れていた。なので評価する資格はありませんが、その程度です。ついでにもう一本借りた。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/04/11
- メディア: DVD
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大昔に、10年以上前に深夜放送で観たことがある。ジェニファー・コネリーがとても良かったのと、ショッキングな清掃車の映像だけが残っていた。あとは何も覚えていないのに印象は強く、レンタル屋で見かけると手に取るが借りなかった。4時間という長さと、「印象は強いけど、べつに良かったわけではない」というブレーキがかかった。
なにが悪かったか思い出した。少年時代の主人公たちの、顔と態度がどうも許せない。同時代のジェニファーが良いのに。大人デボラの顔と態度が許せない。野暮ったいのは「芋っぽい」と言うのか。デボラは顔も里芋っぽい。ジェニファーは良いのに。でも晩年の雰囲気はとても良かった。ロバート・デ・ニーロはグループの良心的な存在に見えるのに、じつは変態なので理解に苦しむ。
この間、大学の先生と話したとき映画の話になった。「あのラストはすごいよね?」と言うので「ああゴミ収集車ですよね。あれは忘れられません」と答えたら、変な顔をされた。「何だそれは?そうじゃなくて、あの笑顔の意味だよ」見直すと、ものすごい満面の笑みだった。全然分からない。どういう意味にせよ、少し笑いすぎじゃないかと思った。
ベティーにあげるケーキは、時代を感じる変な包装を開いていくのがうまそうだし、化粧を落とす顔面ドロドロの60代のデボラが、妙にきれいに見えたりする。映画から、物語やメッセージを取り去った、感触や場面の空気を体験させてくれる。映画の中の映画だと思う。話の意味は、気になるけど、重要じゃない気もする。
いづれ音声解説を観ないといけないな。それも4時間ある。