日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

ファンカーゴ

車を買った。「トヨタファンカーゴ福祉車両(!)」今日やっと車検を通しました。これからが楽しみな車です。車いす用のスロープが付いています。

「仮ナンバー」なのでモザイクなしです。今日は、昼からユーザー車検の予約をしてある。朝起きて心配になる。書類はそろえたけど、一応整備したような感じだけど(微妙な表現・・)、大丈夫かな。初めてボンネットを開けると、すごくきれいで安心した。

初めて買ったトヨタ・ライトエースも同じような手続きだった。車屋で仮ナンバーを付けて陸運局へ持って行った。違うのは、ヤフオクで6万円で落札したら「じつは5万狙いだった。儲けさせてもらったよ」と車屋を喜ばせたのと、はじめエンジンがかからなかったこと。免許取りたてで、初めてのマニュアル車を、半泣きで大阪の車屋からフェリーで高知まで運んだ。

エアコンをつけるとエンストするので、4年間乗ってクーラーを付けたのは1日だけだと思う。東京で落ち合った母をどこかへ送るとき。そのころには技術も向上して、信号が青に変わる直前に、クラッチを切り、シフトを入れ、エアコンのスイッチを切って発進した。すぐにスイッチを入れる。大学でエンジンがかからなくなり、とっつきにくかった先輩に「いっしょに押しがけしてくれませんか?」と頭を下げて、仲良くなったこともあった。
田舎のおおらかな陸運局で、検査場を3周して車検を通してもらった(修理調整して、ではなく単純に3周した)。申し訳ない感じだった。ボンネットを開けると、オイルとほこりがこびりついていた。中は男の臭いがした。業務用の車によくある臭い。誰かの体臭ではなく、汗とゴムとオイルが反応した、よくある臭い。はがせる内張を全部はがしたら無くなった(自分の体臭なので気づかないだけか)。アクセルを少しふんでエンジンがかける。よしかかった。こんなんで通していいんだろうか。

点検簿に前の持ち主を書いてある。こっそり調べると自然豊かな山の中だった。空気がきれいだとエンジンルームもきれいなんだろうか。タイヤが新品のようにきれいなので、車屋をほめたら、「そう言って頂けると・・(困)じつはタイヤワックスというのがあって・・」正直な店長は、ぼくの無茶な要望をよく聞いてくれた。こんなに気分いい買い物はあまりない。たぶん向こうも損してない。

ユーザー車検は金をケチりたい訳じゃない。それもあるけど。気に入った車のために、手続きしてナンバーをもらうのは楽しい。それを人にやらせて、金まで払うのはもったいない。なんといっても平日休みの職場だから。平日休めない人は、簡単な車庫証明でさえ手数料2万近く払うことになる。初めて車屋に行ったとき、仕事で遅くなり店は閉まっていた。暗いなか、防犯用の明かりに照らされたファンカーゴを一目で気に入った。斜めから白熱灯の暖かい色が差して、かっこよく見えた。自分で面倒みないとな、と思った。明るくなって冷静になると、ファンカーゴはそこら中を走ってて少し冷めた。

車検に出発する前に、いつも使っているF自動車で光軸調整をしてもらう。代金を払ったあと、見てくれた若い兄さんが、ゆっくりと近づいて来た。「あのー。もしかしたら落ちるかもしれません・・ここの機械はあまり信用できないっていうか・・」冗談でしょう。冗談だと思った。本当に落とされた。検査場の隣のテスター屋で直したけど、一回目は、光軸で落ちてからパニック状態でフットブレーキサイドブレーキ(これも足なので)を間違え、不合格だらけでもうダメかと思った。頼むよF自動車。