日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

あの日の下半身

(深夜に書いたポエムです。訳わからないけど直さないで置いときます)

職場の外出でブドウ狩りに行った。岡崎のブドウは有名で、今年はとくに出来が良いらしい。そろって黙々と食べ続けていると「荒木さん、皮食べてるんですか?」と聞かれた。しまった、また変なことやったかな。目線が泳ぐ。「いや、巨峰とかは取るよ。皮が薄いのはいいらしいよ」そうそう、実家で食ったブドウの説明書きに「品種改良で皮が薄いので、皮ごと食べられます」と書いてあった。

さっき洗濯しようとして、洗剤が終わったのを思い出した。女優の小雪さんが「洗剤は使わない。珊瑚を砕いた砂を入れる」とTVで言っていた。そういうことはよく覚えている。調べると、洗剤なしでも十分汚れは落ちるし、衣類が長持ちするらしい。いい考えだけど、男の汗臭さを分かってないとも思う。洗う成分と香りを足す。台所洗剤「キュキュット」をひと垂らし。「スキッとはじけるマスカットの香り」
ダイソーで「旅行用・使い捨てブリーフ」を見つけた。5枚で100円だ。1枚20円だけど、旅行中(とくに夏の)の使用済みの下着の精神的な負担を考えると、100倍で2000円だし、それ位あるかも知れない。

沖縄3泊旅行には、通常のトランクスは1枚のみ履いていった。読谷、日差しが強く風のない朝。民宿のシャワーを済ませ、試してみる。そもそもブリーフが久しぶりで、緊張する。

ダイソーを責めたくないので詳しくは書かないが、1枚目は履けなかった。正確にはヒザまで履けた。5枚とも終わった、と思った。今日は移動ばかりで洗っても乾かせない。少なくとも丸1日、パンツを履く文明から退場する。もともと洗うつもりはない。ダイソーで見つけた時に、そう決めた。(少なくとも旅のあいだ)

エアコンなし生活も長いと、「暑さ」にもいろいろあることを学んだ。「蒸し風呂のような暑さ」は、蒸し風呂に悪い。屋外で、片面だけ直射日光で暖められると汗をかいて、影の面は気化熱でむしろ冷えたり。頭はのぼせるのに身震いしそう。(体温が上がって熱射病寸前なのか)その温度差が不快なのだと思う。強くクーラーを効かせた車で、右の肘から先だけ太陽が当たるときも不快だ。

伊江島ではいろいろ忙しい。体調を崩すと困るが、こういう暑さだと、あんがい腹が冷えて痛くなったりする。腹の部分にタオルを挟もうと思った。タオルは、ブリーフが終わったショックで浴室に忘れてきた。少し迷ったあと、脱いだトランクスをズボンに挟んだ。汚れていない面を使用するので構わない。

パンツは履いていない。が、挟んである。そして完全に機能を果たしている(?)。ブドウの皮の説明にも首をかしげていた彼女に、この不条理は重すぎる。

その夜、2枚目はFITした。1日ぶらぶらしたあとの、待望のブリーフ、FIT感がすばらしいのも入れて、この夜のブリーフ1枚=pricelessだった。