「屋根の上のバイオリン弾き」
また80円の中古ビデオを3本買ってきた。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2008/03/05
- メディア: DVD
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5年とか10年とか大昔にTVで観た。NHKの深夜放送を途中から観て、寝てしまって、それでも印象は鮮やかだ。何ていう映画なんだろう。起きてからネットで番組表を調べた。
レンタル屋でビデオやDVDを見かけても借りることはなかった。感動的な体験だったけど、作品として良いとかではなく、その場かぎりの「体験」でしかなかった。すごく長い映画のほんの一部を、深夜の特有の精神状態で、不登校学生の不安定な精神状態で観た。普通に観たらつまらないかもしれない。最後まで観られないかもしれない。くせのある映画だ。ミュージカルで、ユダヤ音楽で、内容も教訓めいているような。
前に80円で買った「バグダッド・カフェ」がそれと似ている。どうせなら買う方がいい。寝る前にみたくなって、3回くらいプロジェクターで映したけど、途中で寝てしまって最後までみていない。いつ観たくなるかわからないし、いつ最後まで観るかわからない。レンタルの1週間では短すぎる。
とりあえず今日は最初の40分だけ観た。一人目の娘の結婚が決まり、お祝いするところまで。いつ観ても名作は名作だ。結婚相手の決め方は理不尽だけど、テヴィエ親父がくわしく保守伝統のうるわしきを解説してあるので抵抗はない。ミュージカル作品は劇場が一番よ、映画は邪道よ、と言う人もいそうだ。でも表情がよく見える映画の方がいいと思う。なにより音楽が良い。かっこいい音楽にのせて、大勢が踊っていて、いっせいに笑うなり泣くなり良い表情を見せたら、楽しくないわけがない。
良い音楽にダンスと表情。表情はだんだんと人工的になっていったけど。マイケルはかっこよかった。じつはマイケル追悼の記事が書きたかった。4枚目が出たころ中学生だったので、よく友達にMTVを録画してもらった。理解しがたい部分をいくら引いても、かっこよさは残った。
大人にも段階があるとすれば「若いころ旬だった人たちが死んでいく時期」というのも1つの段階かもしれない。でもマイケルは早死にだな。どう死を悼めばいいだろう。根羽村のネバーランドに行ってみようか。