日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

伊予旅5・夜の海岸

最後の大島に渡ると日が暮れた。もうあまり歩けそうにない。海沿いに数キロ歩き、山に入って数キロ歩くと公営の公園がある。そこで泊まろう。

尾道の海は名残惜しかった。海沿いの道は似た地形だから楽しめるはずだ。向こう岸が見えて、船が行き来する。適度に人が住んでいて、水面に集落の営みが映る。そこらに船が泊められる静かな海。


また味わうには瀬戸内に行かないとだめなのか。それはそれでもいいと思う。槍ヶ岳山頂でいまいち乗れなかった自分が絶景だと思う、夜の島々の海岸ぞいの道。大きな湖と条件は近いけど、生活感が足りないかも。高知の実家も入りくんだ浦戸湾沿いだけど、あれでも都会すぎる。

足ががくがくし始めたけど、海沿いは予想どおり美しい道で、疲れを忘れた。今度の旅は順調すぎて旅らしくない。30代からはこんな風でいいのかな。やっさんちに行けば何かが起きそうだ。

歌舞伎の隈取りに見えた夜の倉庫。この旅で唯一の憂鬱は、仕事での倉庫に関わるミスだった。歩いていてやたら倉庫が目に付く。いくらするのか、どうやって建てているのか。まあいい、金で解決だ。