日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

ETC

先月末の4連休はメガネを買っただけで終わりそうだった。

最後の日に、4,5年会ってない友人にメールしたら返ってきた。4,5年同じアドレスを使ってるのが奴らしい。いいやつだ。四国にいると思ったら、近所の静岡だったので会いにいく。

翌日早番なので4時まで寝て帰る。人の家で、早朝に水道水で洗ったコンタクトは痛かった。余裕をもって出たつもりだったけど、蒲郡→岡崎12キロ45分の渋滞でギリギリだった。時速15キロ。週末は千円で、GW最初の日だから皆早起きする。

ETC無いので割引はなかった。GW明けの週末に長野へ行くのでETCを探しに行く。

小さなカー用品店では、イーティー・・と言いかけると渋い顔をした。国の補助は終了した、人気の機種は200台待ちだ。何でもいいです、と言うと「音声無し」なら7台あるという。
「カードが挿入されていません」の代わりにピーピーピーと鳴る。店頭のパンフレットを見ると「キティちゃんの声」とかアニメの声優とか。安いし、しゃべるとうるさいしで音声無しを買う。200台待つ必要あるのか。

ETCカードも買って帰るつもりでいたら、そういう物じゃなくてクレジットカード的なものらしい。自分のカード会社がどうにかしてくれるだろうと思ったら、別に審査するから2週間かかるという。信用ないな。

出発前日は泊まり勤務だった。カードは優しい上司に借りることにする。休み時間に車に組み付ける。DIYしたら5千円浮いたけど、2カ所ミスがあった。

「自分ではできないぞ。セットアップというのが・・」と皆言うのでムキになって工事していたら、説明書に「セットアップは業者で」と書いてある。間に合うのか。

出発当日。業者のセットアップは定額2,650円かかるが、これがないと違法改造しまくりな気もする。しょうがないか。カードを入れたらピーと言って受け入れられた。

さあ出発。勘八ICのゲートは開かない。ピーピーピーでランプは赤に。じゃあさっきピーとか言うな。がっくり。

今までの苦労はなんだったんだ。考えているうち土岐JCを通り過ぎた。再入場でピーピーピー、これも上司のETC明細に残るのか。ゲートのおじさんに100キロ過ぎると平日割引なしだと聞かされる。意味ないじゃん。

気分は悪いしずっと雨だし休んだほうが良い。SAで、気になっていたミル挽きコーヒーの自販機でコーヒーを買う。

欲のおもむくまま店内を歩きCDコーナーへ。トラックの運ちゃんが聞きそうなベタベタの歌を聞きながら走るのもいいな。演歌が好きな人が長距離トラックに乗るんじゃなくて、雨で疲れてて家族と離れて、そういう辛い運転中に聞く歌はipodで聞くものとは違う。

浪曲のCDを買った。それはないだろうと心の半分で思いながら「次郎長伝 森の石松」をレジに持っていく。落語やらはいまいち慣れない。浪曲なんかなおさらだけど、森町は伯父さんが住む町で石松さんの墓も見た。静岡の友人は隣町に住む。酒の肴のうんちくに使える。

小さいころから自分が成長したことの指標がある。炭酸が飲めるとか、パジャマ着なくても寝れるとか、俺って言ってみるとか。乗り越えてから意識していたことに気づく。それは意識じゃない?ごく下らないのも特徴。この旅行でも3つ発見した。

まず浪曲が好きになった。家に帰り着くまで500キロ、1枚CDを買い足してリピートし続けた。古い芸能にはまる自分に酔っている。

蓼科の宿で、深夜、宿の親父とただのオヤジと、酔っぱらって社会はどうだ日本はどうだと語りあう。じつは同じ話をリピートしているだけ。若い人は近寄ってこず、自分がオッサンの仲間入りしただけなのに、少し心地よい。

松代では今年も伯父さんが一升瓶を用意して待ってくれている。いとこ夫婦もよく飲む人で、たらふく飲んだけど、同じ酒でもいい人といい酒を飲めば悪酔いしない。わが一族はそれぞれ200キロづつ離れて住んでいて、誰か死なないと会わない。一族が一升瓶で待ってくれている図は長く憧れていたもの。

どれも人から好かれない傾向だが、成長とはそんなものかもしれない。

朝出発し、信号待ちでETCアンテナケーブルの端子をいじってからICへ。ゲートは開いた。帰りは6000円が週末割引で1000円になった。

電源とるコードをまちがえて車を降りてもランプが付いたまま。警報装置と間違えてくれたらいい。ドア開いてるから意味ないか。