日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

勇者に

アルバイトの男の子が風邪でたおれた。「生きてるか見てこい」ということで、仕事帰りに見舞いにいくことにする。

食料の買い出しをしてから電話した。昨日にも同僚が見舞っていたらしい。後輩の男だが、食事まで作って掃除までしていった。僕が買ったのは百円ショップのレトルト牛丼とかとレトルトご飯5食分とアイス。熱があるとアイスがおいしい。負けた気分だ。メグリアとスギ薬局に寄って、飲み物とみかんと強力そうな栄養ドリンクを追加した。「男と女の桶狭間」とかいう素敵なコピーがついていた。
アパートに着く。まあまあ良い顔をしていた。40℃の熱が3日続いたので朝病院で点滴を打ったら下がったそうだ。インフルエンザだと診断された。じつは引きはじめにも受信したが検査で「ただの風邪」と言われていた。

「Hさん、空き缶まで洗ってくれたんですよ」玄関にゴミがまとめられている。たいしたやつだ。自分が情けなくなって「桶狭間」の説明もせず玄関で立ち話しただけで退散する。インフルエンザだけはもらいたくない。

後輩Hに電話する。インフルエンザらしいぞ、知ってたか。

「あーやっぱりそうだったんですかー。見舞いに来た友達がみんな高熱出して寝込んだって言ってたんで、おかしいと思ってたんですよ。病院でインフルエンザじゃないっていうんで。」

「友達が持ってきたおかゆしか食べてないって言うんで、カレー作ってやったんですよ。それより、あいつの部屋汚すぎて、あれじゃ治るもんも治んないですよ。だからカレー作りながら掃除して、机に山積みの空き缶洗って。」

この「母の愛」の力でウイルスに勝ってほしい。夕方メールしたら、まだ無事だった。