日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

東京タワー

職場の旅行でディズニーランドへ。初めて行った。

ミッキーの誕生日とかですごい人。日が暮れて、城は素晴らしいイルミネーションに包まれる。その真下でクリスマスショーがある。予約しに抽選場に行く。あそこは見なけりゃよかった。


抽選時間は残り4分。広い部屋になだれこむ。並んでいるのでなだれこめない。スタッフは「抽選に間に合わない可能性もあります」とアナウンスする。抽選もできないって。抽選権のために抽選しなきゃいけなくなる。ずらっと並ぶ抽選機械にチケットのバーコードを差し込む。前のおばさんは手が震えて認識されない。タッチパネルが押せない。ほとんどの人は落選する。人混みの中、BGMだと思っていた音は落選の効果音だった。おばさんも落選し「チャラリーン」と残念そうな音が出る。

マニアの先輩が「少し離れた方が見える」と人気のないところに誘導されたら、遠いけどステージ全体が見えた。尊敬した。写真はパレードのシンデレラ姫です。

首都高から見える東京タワーはいつもの姿でつまらない。ビルの影に隠れた。ビルが切れた一瞬にタワーが大きく見えた。それは間の空間にビルが消え低い住宅街が距離感を分からなくしたからだ。この町を歩いたことがある。


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大学四年のくそ暑い夏に就職活動で東京に来た。昼に六本木で面接が終わり東京タワーまで歩いた。夜行バスの出る23時まで時間がたくさんある。いろいろ考えたが何も浮かばないし、興味もない動きたくない。

5時間東京タワーにいた。スーツの男が平日の14時から19時まで何してたんだろう。カフェで1時間ほど寝た。日没はきれいだった。水曜日だった。思い出した。水曜の夕暮れの時間にジャズライブがある。ぜいたくなサービスだと思った。変人にも公平だ。

近道してタワーの下の町を歩いた。どことも似ていない町だと思ったけど細かくは覚えてない。広々して人のいない、外国のような古いような高級そうな下町、という自分と接点のない町だった気がする。それで外に出たくなくなったのかも知れない。

帰りの車中から写真を撮ろうとカメラを構えた。首都高は2階建てで帰りは下を走り何も見えなかった。