日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

『フライド・グリーン・トマト』

夜勤明けは心身ともにおかしくなる。サボることを覚え、体は大丈夫なはずなのに、コンビニにお菓子を買いに行きチョコかプリンか決められないでいる。

立ち読みしたり店内を歩きまわって30分すぎて、やっと自分を客観的に見れるようになる。とくに食欲もないことが分かる。店に悪いので何か買おうとするが、依然コントロール不能なので用もないハードカバーのビジネス書をレジに持っていく。

夜勤明けに映画『バグダッドカフェ』を借りにレンタル屋に行った。
在庫整理で中古ビデオを安く売っていた。手に取るビデオを体の前にかかえていると前が見えなくなって我に返る。店員さんに「こんなに買っていいですか?」と聞く。特売卵じゃないのに。18本お買い上げ。

一本80円だから大人買いとは言わない。主婦買いかな(失礼)。1,300円。一夜明けてもわくわくするような名作ばかりだ。勢いで何かするには良い精神状態だ。夜勤のある仕事の皆さんは大変だと思うけど、こういう楽しみもある。自分にも他人にも「正常値」というものが無いことを知る。自分の仕事には大切な要素だと思って、こないだ一人にせっせと説明したけどまったく伝わらず参った。自分がいい例にならねばならない。今回のはだめだな。

フライド・グリーン・トマト [DVD]

フライド・グリーン・トマト [DVD]

一本見る。すごい映画だった。日本人には「フライド・グリーン・トマト」って料理名から過激だ。でもおいしそうに食べてたな。まったく料理は関係ないんだけど。内容も過激だけど、一人ひとりの魅力があふれててストーリー自体も映画に関係ない気がする。映画のための映画、または役者を見るための映画。

ビデオの写真の背景はわが家のスクリーンです。そういえば布にアイロンをかけないといけないな。

ビデオテープは世の中から消える。すくなくとも映画には逐次メディアと呼ばれる先頭から順に読み出すのが合うと思う。シアタールームを作ってそう思った。Windowsから下品なDVDプレイヤーを起動するだけで興ざめだ。右手にマウスを持つこと自体映画を見る姿勢じゃない。ビールかポップコーンがいいよ。はじまるまでじっと待つ。画質音質は二の次で、大きいスクリーンで部屋中から音が出るのがいい。

30になって保守的になった。よくないことも多い。言い直すと、作られた当時の鑑賞法がベストだということ。今の映画やらは違うかも知れない。

その上のザルは去年の今ごろ買った。「梅干を干すのにいい」と言われたけどやってないな。その話はまた。