日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

『テレキネシス』

自分のうちには狭いけど二部屋あって、寝室と客間兼作業室だ。いまは客間に力を入れていて、たくさん人を呼びたいんだけど来る人は少ない。いい時期はもう終わる。蚊が出る。7年ここに住んで自分は慣れた。「蚊耐性」のない友人が嫌悪感をむき出しにするのを見てさびしい気持ちになる。

客間にはちゃぶ台とまんが棚がある。まんがはあまり読まない。娯楽としては読まないが、同じ本を何度でも読み返して、そのたびに元気づけられ、悪い考えは去り、世界は美しい。そういう「風呂」のようなまんががある。「極楽、極楽」である。たくさんは要らない。古本などで見かけると少しづつ買ってくる。(たとえば『クッキングパパ』あります)

まんが喫茶でたまたま見かけた。一冊しかなく変なタイトルだと思った。簡単に書くと「映画通の主人公が、困難をかかえてやってくる人たちに映画をみせて励まし、希望を持たせる」話だ。すごく変だ。一つも知っている映画がなかった。悔しさもあり引っかかっていた。

全巻買った。見たことのある映画は数本だった。「サンセット大通り」「スミス都へ行く」「アフリカの女王」「尼僧物語」をレンタルしたらとても良かった。忘れてて滞納金の記録(6,000円)を作ったけど、それでも良かった。

「人間ってすばらしい」の単純な結論がいい。「栄光無き天才たち」「ヘルプマン」「ヨコハマ買い出し紀行」など。「テレキネシス」からあふれる愛情は少し複雑だ。映画そのものの愛、愛は気持悪いから「肯定する力」にしとく、そして、各話にて映画によって人々が立ち直るところのそれと、全巻を通して主人公が見つけていくそれもある。さらに借りてきた映画を見てダイレクトにそれ。一冊読んで、幸せなまま寝る。

ヤフオクでプロジェクターを買った。100インチだ。スクリーンも買った。古い映画は近所のレンタル屋にはない。DVD宅配サービスやってみよう。客間にテレキネシス・オノダ別館近日開店です。