日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

ご迷惑おかけしました3

寒い

西宮SAでは、初めて夜に車を拾うことになる。愛知へ向かう二人にはとても心配された。たしかに夜は危ないので避けた方がいいと思う。でも気はらくだった。大阪で高速を降りれば今日はおしまい。大阪で降りる車は多いだろう。しかもきっと大阪の人は放っておけないはずだ。

しかし元旦の夜は寒い。寒いのは分かっていた。2日前の30日はまだ出発できるか自信がなかった。たまたま寄った「しまむら」で手袋と帽子を買った。690円と980円だった。心づよいアイテムを手に入れ、やれそうな気がしてきた。
手袋はマジックで行き先をすばやく書き直すため指先が出ている。さらに指先用の「フタ」が縫い付けられていて、書き終わったらすぐにフタをして貴重な熱が奪われるのを防ぐ。親指は出たままだけど、優先順位としては切り捨てて正解だと思った。帽子は「5通りのかぶり方」ができる。マフラー、耳あて、ただの帽子、オールバックみたいな変な帽子、目出し帽(バラクラヴァ)。ただののびる布の筒なんだけど。

帽子もマフラーも嫌いだ。帽子はかぶらないとき本当に邪魔だと思う。マフラーは巻かないと本当に役に立たない。新しい布の筒は、かぶらないときは首に引っかける。もっと要らないときはヒザに巻いてみた(これは無理があった)。本当は手袋も嫌い。片方無くす状況がつらすぎる。軍手は、そそっかしい自分にはすばらしいユニバーサルデザインだと思っている。(でもこの感覚は仕事上支障があるらしい)

初もうで(太陽の塔

太陽の塔をどうしても見せたかった。しかも夜のを真下から。

写真や映像で知っているのとは別物の存在感だった。

http://d.hatena.ne.jp/Araki/20041206/1102259634/

関西の人じゃなかった。岐阜の大学生カップルが拾ってくれた。本当に不思議な人たちだ。暗い時間に怪しい男を拾って何が面白いんだろう。古いランクルパジェロに寝袋や着替え一式詰め込んで西日本を回ってきたそうだ。出会うものがみな新鮮で楽しくてしょうがない、といったいい感じの二人だった。長い旅をしてきたはずなのに、まだ出発したばかりのように、ぼくの短い旅の話を喜んで聞いている。

吹田で降りる。太陽の塔に誘ったら、見たいという。もう夜10時近かった。旅行中彼らを苦しめた、性能がよすぎるカーナビに従って、静まった吹田の生活道路を縫うようにパジェロが爆走する。

結局下までは行けなかった。遠くからライトアップされた姿を見て、女の子は「怖い」と言った。たしかにそうかもしれない。

やっさんちで泊まれたら一番だったけど予定を決められなくて連絡せず。いつもの「カプセル大東洋」に泊まる。