自閉症入門・前半
レビューじゃありません。読書メモ。
1章
ジョン:高機能。ヒットチャートを暗記。「他の人がつぎに何をするかどうしても分からない」
ルーシー:知的障害あり。心理学者の治療でかんしゃく治まる。ポケットに手を入れる指導で「手噛み」無くす。50の簡単なサイン言語で意思表示。
「反復」と「こだわり」
1943年、精神科医レオ・カナーが自閉症を記述
3章 親
家族との死別に近い反応
- ショック、感覚マヒ
- 否認
- 怒りと罪悪感
診断に相当期間かかるため、誕生直後に分かる障害とくらべ、比較的ショックが少ない場合も
診断者は、初めに短い告知と、受け入れられる時期になって詳しい説明を
様々な段階にいる家族が集まる場:不安や悲しみを伝え合うことは有益
4章 原因
心因論の証拠はない
明確な原因も不明
生物学的理論:手がかり
ただし、多くの自閉症児に医学的症状が無く、てんかんや知的障害も無い。生物学的原因との明確な関連を示すものは少ない。
中枢神経を損傷する生物学的要因があって、同時に自閉症状があるばあい、それが原因であある可能性がある
遺伝的要因
2〜3%のきょうだいに自閉症:無視できない率
自閉症児の双生児:2卵生より1卵生のほうが多い→遺伝の影響大きい。100%ではない
フェニールケトン尿症(PKU):毒素を分解する酵素が生成できない。血液を巡り脳を損傷。治療法が見つかるまで自閉症を起こすことも多かった。
神経性維腫:
結節性硬化症:
脆弱X症候群:自閉症児のなかの生物学的要因の割合もっとも高い(10%)特異な顔貌(大きな突き出た耳、長い鼻、広い額)
メビウス症候群:先天マヒ
けっきょく脳損傷を起こす原因をたどるしか
外傷や投薬も含めて、脳に異常を起こす何か。しかし、脳には一見なにも異常が見られないことも多い。