「Hello?」の発明者は?
10時半だけど目が覚めた。この手のトリビアは5分ごとに感動が半減していくらしいので、新鮮なうちに残しておこう。
中学校の英語で最初に習う「Hello」は、電話が発明された1886年以前には存在しなかった。あのエジソンが「発明」した。エジソンすげーな、他の候補に比べてたしかに言いやすいし聞き取りやすい。センスがある。現代だったら発明家というよりヒットメーカーやプロデューサーと言う方が合いそうだ。
少しはウェブログらしくなった。
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- 2/22 14:34 追加
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図書館の新刊コーナーでたまたま手に取った本がエジソン関連だった。ヒットメーカーもプロデューサーも意外と外してなかったようだ。「彼は商品化できるもの、大衆に受け入れられるものを選んで開発した」というから。でも、スケールはもっとでかいし、やることはその辺の鬼プロデューサーどころじゃない。プロデュースしようとしたのは「直流電流」であり、ライバルを蹴落とすためには何でもした。交流電流が人体に危険であると(←ウソ)宣伝し、新聞記者を買収し、政治に圧力をかけて死刑制度を変更させた。
「交流は非常に危険なので、処刑方法として使えば苦痛を味わう暇もなく人道的だ」という理屈で、絞首刑にかわって交流方式の電気椅子を採用するように政府に働きかけた。電気椅子による死刑執行第一号のケムラー氏は「苦痛が無くて安全安心」だと説明されて少しホッとしていたらしい。しかし、やってみるまで分からないもので、なかなか死ねない。泡を吹いて叫びつづけ、そろそろいいか、とスイッチを切ると息を吹き返し、じゃあもう一度、と何度も電流を流すうち肉がこげる匂いが部屋に充満した。
翌朝の新聞の一面は「ケムラー、ウェスティングハウス(ライバル会社)される!!」だった。作者はエジソンが記者を買収したと考えている。悪魔か、裏エジソン。
にわかウェブログに奥行きが出た。やったぞ。