アル中じゃんけん
さいきんゼミ室で亀氏と2人でいることが多い。常連の古氏は、試験が終わると嬉々として会社へ行ってしまうし。
きのうは亀氏の締め切りの日で、それに伴う事務仕事を手伝うことになった。そばにいたし、後輩なので当然です。ガーデンに応援を探しにいくが関係者は見つからず、電話でばしこを呼び出した。なんでばしこかというと、家が近いから。当然、とはいわないけど彼なら手伝ってくれるだろう。
時間通りにばしこが現れ、締め切り直前のテンパリーダーを刺激しないように、分担した作業を黙々とこなす。うるわしきゼミ内協調。そこへボスが来た。いろいろあったらしいけど、最後はやっぱり心配になって見に来たんだろう。よそのボスとは違うよ。
部屋に入ってきて、手伝う僕らに笑顔を向ける。微笑み、というには少し下品すぎる。
「そうか。アラキはカメダに頭が上がらないし、げろバシコはアラキに頭が上がらないんだな。ププッ。」
そういう見方も・・可能か。後始末した人、された人、弱みを取引に使って働かせる。された人は断れない。舞台は暗転。協調もなにもあったもんじゃない。ゼネコンと下請け。社員と派遣、とバイトくん。GBの内なる声が聞こえる。
「なんでオレ様がこんな雑用を・・クソ、スティックのり終わっちゃったよ!ゲロッパ!(←これはJB)」
すこし動揺して、それじゃジャンケンみたいですね、と返した。でも、ちゃんとしたジャンケンにはなっていない。ばしこの後が続かない。亀氏の頭が上がらない人はすぐに見つかるのに。あっちのゼミでいくつか対戦カードを組んでみたが、全戦全敗であった。がんばればしこ。こうなれば、ばしこシステムのデータを改ざんすると脅すしかない。単位がかかれば怖いものはない。きたない、汚ないぞばしこ。
やっぱりその先がつながらない。
ちなみに、ポイントとなる「象はアリに負ける」ところには夫妻のカップルシートを予約してある。