日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

東北旅行・羽黒山

ここまで暑くて困ることは無かった。山形は暑い。朝買ったチョコが袋のなかでフニャフニャなのに気づいて、もったいないから食べながら走る。手がベトベトにならないよう、袋の上からドロドロのチョコをうまく操作して口に運んでいるうちに羽黒山の大鳥居まで来ていた。バテ気味。帰り通る道なので、邪魔なリュックサックを投下する。シャツやパンツをガードレールに干す。

門をくぐると五重塔がドンと立っていることはなく、巨大杉と足元の苔がきれいな山道をしばらく歩かされる。足痛いけど雰囲気はいい。

有名な五重塔が見えたところで道端の石に座って休む。杉の大木の間から塔がのぞく定番の撮影スポットだったので、次々にグループがやってきては僕の方を向いてポーズをとる。僕は20メートルくらい離れて見上げた形が、実際の形や材質より大きく迫ってくる感じで気に入った。写真には収まらなかった、と言い訳。

右のリンクで良く分かるけど、森の中に塔だけが立っていて、まわりに何もない。他の建物の跡も見えないし、なんでここにしたんだろう。外から材料もってくる必要はないな。こういうのを建てる職人の技はすごいから、ノミやカンナだけ持ってゾロゾロと山に入っていって、しばらくして見に行くと森のなかに五重塔が建っていた、なんてことがあったのかも知れない。

樹齢千年の爺杉(じじいすぎ)。以前は婆杉(ばばあすぎ)がとなりにあった。杉ファンによると、「婆杉が倒れたときには三日三晩、爺杉が泣き続けた