東北旅行・アマゾン民族館

アマゾン民族館へ行く。出発前から地図で見て気になっていた。こんな雪国にアマゾンなんて新鮮じゃないか。
まず食事を済ませて、それからゆっくり見物しよう。スーパーで食料を買い込んで、民族館の隣にある公園に着いた。広場が無いかわりに、芝生や緑地に植えた植物の種類が多く、小さな丘を作ったり岩を並べたりした立派なものだった。丘の上の東屋に居所を決めて机に食べ物を並べると、そこから動けなくなった。

一週間たって疲れが出たか。岩城で始発に乗ったのに、もう11時近い。鶴岡駅からここまでに、かなり遠回りしてしまった。山を登り始めるときに、体調は万全で時間の余裕を残していてちょうど、というところ。山のふもとに着くまでに何十キロかある。こんな所でぐずぐずしてられないが、悪いことに公園のイスで風に吹かれていると気力がなえてくる。なるようになるし、適当にやろうぜ。

鶴岡に夜着いて居酒屋に行くのを楽しみにしていた。ここは空気も水もよくて食べ物がおいしいらしい。川にも養分が多いのか、このとおりワカメか水草が生い茂っている。無気力の原因は、居酒屋の代わりにと寝る前に飲んだワンカップのせいかも知れない。安く済ませたらダメだった。

左上の赤いのはトマトを干したもので、究極の携帯食を見つけたつもりでいた。このあと月山越えで試した。塩味の効いた干して濃厚な味を期待して口に入れると、トマトのシロップ漬けに近い味で吐きそうになった。空腹状態でそれだから、よっぽどマズい。