日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

東北旅行・風車の宿

秋田市は思ったより大きな町で、端から端まで走り回って駅に戻ると、またも電車がない。ぼくのメンタル地図では、酒田や鶴岡は隣町のようなものだと思っていた。窓口で聞くと、特急ならあるけど1万かかるという。対応した駅員は、僕の前でJRのツアーを調べに来た女の子たちが「この線からは(きれいな)山とか見れますか?」と聞いたとき、「山はどこからでも見えますよ」と答えていた。冗談のつもりじゃなさそうだ。鉄道は景色より運行表の美しさとか停車位置の正確さを楽しむものだろ(?)、というマニア出身のいらだちが伝わる。早くここを出て行けるだけ先へ進もう。キヨスクの地図で、この先の泊まりやすそうな駅を地形から探す。海岸のそばにある「岩城みなと駅」がよさそうだ。

風車。根元に張ったテントの中から。道の駅・岩城

動物シリーズ、最初で最後。八甲田で荷造り中、例の小動物がそばをチョロチョロ走り回っていたのに写真に撮れなかった。代わりに鳥を。道の駅・岩城

この地区で人の集まる中心は海ぞいになくて、線路のつごうに合わせて作られた人工的な?駅だった。丘の上にホールか何かの公共施設と駅だけがあって、夜中に着くと駅前はがらんとして人気がない。今日は寝床が選べる。海の方を見に駅の建物をまわると、500メートルくらい離れた海岸に風車が見えた。暗い海岸にライトアップされて突っ立っているから唐突な感じだ。とりあえず行ってみよう。いつ見てもその大きさに驚かされるけど、疲れて足も痛いこの今でも同じだろうか。根元に着いて見上げると、相変わらずくそでかかった。満足だ。