日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

東北旅行・秋田市広面字谷内佐渡219-3-B

死んだ兄貴が住んでいた町をたずねる。アパートのある住宅地に着いたけど、表札を出している家が少なくて番地が分からない。庭の畑を手入れしていたおばあさんに声をかけると、家の中からいくつも地図を持ってきて説明してくれた。これは昔の地図、こっちは新しいけど読み方が分からない地図、このあたりは変わってないから昔のでエエでしょう。その場所は、ついさっき通り過ぎたところだった。学生のアパートというイメージから、えらく外れているから見落とした。落ち着いた住宅地の中にあって、そこだけ別エリアになっている。こんな殺伐とした所にいたのか。

こぎれいな場所でないことは良かった。こういうボロボロガタガタで床がギシギシいうような家や物には、いろんな跡が残りやすい。うろ覚えの本人の記憶と、こういう場所で関わったモノから間接的に受ける手ざわりや印象と、そんなに違うだろうか。←というのは今読んでる本の影響か。こういう時の感情が乏しい弟なので、無理はせず大学など関係ありそうなところをブラブラ眺めてまわる。現地の僕の代わりに、メールをくれる遠く下北のIさんの方が熱くなってくれている。(Iさんは兄の親友)