日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

お祈りが効いている。

9時:兄が起きてキョロキョロしていたので「おはよう。のど渇いた?お茶飲むか?」と聞いてみたら返事があった。「・・お茶、のみたい。」今日もしゃべってくれた、塩なしで。よく寝てすっきりした顔をしている。TVをつけたら映画版のドラえもんをやっている。そういえば兄貴は幼少のころドラえもんの熱烈なファンだったと聞いている。「兄きー、大長編だぞ」とベッドを起こすと寝起きでぼんやりしながらも「おお、ドラえもん・・見たかったんだよ・・」といった。しかし少しすると、疲れた、といって止めてしまった。目が痛いという。家族に伝えると、母が来て、目のどこが痛いのか聞いた。目が乾いて痛むことはよくあったが、今日は目の奥が痛むという。奥が痛むのはあまり良くない。目を強くつぶってたまま寝ている。

しばらくしてまた辛そうな顔をするので、どうした、と聞くと「かゆい」らしい。時々変なかゆみが出るので心配して、薬ぬろうか何しようか、と兄をかこんだ家族が口々にいう。どうにか口を開いた兄が一言「気にせんで。」いちいち過敏に反応するのが煩わしいようだ。

21時:汗をかいているので体ふいてやろうと声をかける。すると起きたときの目の色がいいので、もう一歩踏みこんでみる。「お腹空いてない?」うなずく。「なんか食べる?」またうなずいて、小さく「おお」といった。急いで例のごとくサンドイッチを持ってくる。疲れる前に食べさせよう、口へ入れようと構えていると、兄「バンビが・・」そこにいる、と言い出すのでペースを崩されてしまった。ともあれ4日ぶりの食事、サンドイッチ3切れ、アイス一皿を食べてくれた。食べる様子はぜんぜん問題なかった。でも一度にたくさん詰め込むとむせることがあるので食べ方を見ていないといけない。横から「飲み込んでから次のいこう」とか「ずっと口に入れてるとムセるよ」「よく噛んで」と注文を出していると、口いっぱいのまま『いいかげんにしろ』と言いたげにでこっちを見た。目は笑っていた。こっちも笑おうとしたけど、うまく笑えない。兄貴が笑うのは久しぶりで、以前この場面でどうしていたか忘れてしまった。

四日市三重県)の銀行使ったことある?」と姉に聞いていた。三重県大手の百五銀行のことらしい。他にも地名をあげていたけど何のことか分からない。