日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

徳林寺でホタルを見る会。

保護者会の日ということもあり「コミュニケーションの体力」が尽きた状態で帰宅し仮眠して出かける。境内に着くが、入っていく元気が出ない。ホタルだし、子連れのお母さんたちがワイワイしてる感じ。そろそろ「町おこし系」に中途半端なおっさんひとりは辛くなってきました。

そしてまた「犬」が追い討ちをかける。時間を過ぎてるのに人影がない。もう移動したのかな。暗くなった広場をうろうろしてると斜面を吠えながら駆け下りるのが見える。全速で走ってきて取り囲まれた。熊野の時もそうだけど「暗闇から2匹で」戦法は卑怯だぞ。飼い主が遠くから犬の心配をしてる。僕は?

心は折れ車に戻る。大昔のCDを引っ張りだして暗い曲をかける。念のためメールを確認すると1時間間違えていた。さらに、人を誘っていたことを思い出したm(_ _)m 戻って本堂を覗くと・・尺八奏者と大人たち。法事より子どもの入れない空気。いける http://www.youtube.com/watch?v=rbpS2LfoTKU&feature=related

虚鐸(きょたく)は大きめの尺八で、音も瞑想向き。尺八は竹の国中国が発祥だけど今は廃れて日本で独自の進化をしてる。自由度の大きい流派で「楽な姿勢で聴いて。私も仮眠するときに流してます」奏者が言うと本当に横になる数名。音も人も「徳林寺らしい」 http://healingmusiq.blogspot.jp/2010/01/blog-post_05.html

知り合いに聴かされたテープをきっかけに、ご本人が「タケ」と呼ぶ楽器にとり憑かれた。40半ばのこと。熊本に飛んで弟子入りしバイトしながら6年修行した。「ぼくは30半ばですが、これからそんな出会いがあるでしょうか?」ありますとも! 来てよかったなー

暗い森のなかにホタルの集まるスポットがある。一番出るのは23時ごろ。ピークはLEDイルミネーションに近づいて逆に感動が下がるくらい。下がった意識に音が入ってくる。いつの間にか演奏が始まっていた。20人の集団の中で気づかれないさりげなさ(すぐ隣にいたのに)ナチュラルすぎる楽器の奇跡

何てぜいたくな時間。左からナチュラルな音、前にホタルが瞬き、右には孫娘に無茶を言われるおじいちゃん。ホタルを捕まえてと頼まれ、すぐに「逃して新しいのを」私は怖いから。そうそう和尚さん、案内にあったお茶代を払わないと。あぁ今日はええわ、まぁええわ。その感動、そのゆるさ、プライスレス