日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

「一番大きな」洞窟の話


洞窟といえば(強引につなげます)毎年正月にささやかな儀式をする。今回は、大晦日に前住んでた町を訪ねた。目的は山にある洞窟です。見つけたのは中学の時で「葛藤」があった。男子心にツボ中のツボだけど「もうこんなことしてる歳じゃない」「グーニーズのように、もっと早く出会っていれば」

町じゃなくて村だな。村自慢は「長宗我部元親の居城・岡豊城」「島崎和歌子の実家」というマニア向け。巷では部活に受験に恋にっていう青春なのに、洞窟やってる場合じゃない。でも魅力的すぎてローソクを自転車につんで山に通った。普通はない体験です。洞窟があるから子供時代に価値があったと思える

もっとも「男子萌え」な3本を紹介します。反抗期初期の弟と終盤の兄で散歩に出て、「道を避けて」山に登っていて見つけた。ほぼ塞がっていてわずかなスキマに1円玉を投げると遠くまで転がる音がした。帰宅して妄想が止まらず、仲間を連れて出直した。団地の共同倉庫からスコップを「借りた」

人が通れるくらい入口を掘る。入って3つに分かれる。右は行き止まり、真ん中も細くなって終わる。でも左は底なしだった。止めよう、まだまだ、ぼくはもう帰る!キッズがぶつかりながら奥に進む。お菓子の袋が落ちててキッズ盛り上がる。人が住んでる(た)!とライトの先に2つの光、イタチかタヌキか

ぎりぎり「宝物」とか信じたい年頃だった。坑道という感じで秘宝熱は冷めてきたけど、動物が潜んでる感じも萌えた。地図を作った。ぎりぎり地図がないと困る複雑さで全て足せば100mあったと思う(子供の印象なんで何割引きで)。最後は、狭い坂を登りながら「これ以上は死ぬな」と思ってあきらめた

(今回の捜索で見つけた入口。しかし・・)