突然ですがパンテラ(1)
数少ない自慢話をします。
人生初のライブは、大阪厚生年金会館でのパンテラ「鎌首」ツアーでした。高校を出て大阪にいた時のこと。今から15年前だ。
- アーティスト: パンテラ
- 出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン
- 発売日: 1996/05/17
- メディア: CD
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最初が肝心。そういう年頃だったし田舎者だし。3つほど準備をして行った。
(1)チェーンのネックレス
駅前の「新開地デパート」で買う。豊中に住み始めたとき「新○○」のわりにボロボロだと思った。
ファイル:豊中新開地デパート.JPG - Wikipedia
とにかくゴツい方がいいと思って店で一番太い8mm径位のにした。カットしてくれた店のオバちゃんが使い道を聞いてきた。店員とは思えないしつこさで聞くので正直に答えたらウケたようだ。さすが大阪のオバちゃん。たぶん重さは1kg近くあった。これが初めてつけたネックレスで、二度と首に何かつけまいと思った。
(2)黒い革のブーツ
オゲレツ大臣と慕われていたハードロック・ファンの上ちゃんに借りた。サイズ合ってないけど一日くらい大丈夫と思って履いた。持ち主の足の型がしっかりついていて、親指の関節に凹凸が当たって痛かった。じつはその「後遺症」は最近まで続いてて物が当たると痛みが走った。10年以上続いてて、その度にパンテラと上ちゃんの下品な笑顔を思いだす。
(3)「鎌首」仕様のモヒカン頭
引越し中に変形モヒカン頭の写真が出てきたけど、またどこかに行ってしまった。この時はみんな手伝ってくれて楽しかったな。後の処理として人生初の坊主頭にしたら、本当に快適で止められなくなった。
中学受験で最初で最後の努力をした一番の理由は、地域の公立中学が坊主頭を強制していたこと。ひ弱なメガネでボウズなんて生きていけない。
バリカンを買って毎年夏になると髪を切った。一人でユニットバスで。30になってからは止めている。(就職活動の年も当然しなかった)暑くなった7月末に、衝動的にバリカンを出して、終わってから後悔する。「たわし」みたいな頭を触りながら「外見は意外とマシかも・・」と一抹の期待をして鏡を見てさらに落ちこむ。またやってしまった。それを毎年くり返していた。
ステージに登ってギタリストの横でエアギターしていたディープなファンの青年がライブ後に話しかけてきた。付け焼刃がばれるので髪型の説明だけして逃げ出した。