日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

名古屋場所に行きました

(8/19 職場向けに書いた記事)

新型インフルエンザ心配ですね。夏巡業中のお相撲さんたちに感染者が出て、秋場所の開催が危ぶまれているそうです。

さて、さる7月18日、23日と名古屋場所に行ってきました。利用者さんには大相撲ファンが多く、毎年恒例になりました。

私が同行した23日は、琴光喜朝青龍の名勝負がありました。前日に、琴光喜が全勝白鵬に初黒星をつけ、朝青龍は3敗目で後がない。次負ければ休場か?満員の観客は、地元のヒーロー琴光喜に勝ってほしい。でも落ち目の朝青龍もみんな大好きで、やきもきした雰囲気が伝わってきました。

「まわし待った」を知ってますか?
組んだまま止まってしまった試合を、行司さんの「待った!」の一声で仕切りなおす。その「待った」ではなくて、脱げそうになったまわしを行司さんが直すのです。栃ノ心と時天空の試合で起きました。直すのをじっと待つ時天空は、お母さんにパンツを着せてもらう子供みたいで可愛かったです。

問題はその後でした。本当は組んだまま直すのです。めったに無いことなので、思わず力士は離れてしまいました。直前の組み方に戻さなければなりません。焦る行司さんは、記憶を頼りに組ませますが、偉い審判員にダメ出しされてますます焦ります。観客のヤジも飛びます。「行司、しっかりしろー」

なかなか始まらないのでしかめ面をしていたKさん。イライラしてるのかな?すると大きな声で「がんばれー!がんばれー!」と、行司さんを応援し始めました。気の毒だと思ったみたいです。優しいなあ。

日馬富士魁皇を一気に押し出しました。日馬富士はじつは小さいのです。魁皇には頑張ってほしかったですが、日馬富士の強さにファンになってしまいました。

小柄で優しい顔、だけど筋肉質。その日馬富士の大ファンがもう1人います。入場してくると、ふだん気難しいHさんの口元がゆるんでいます。「出てきたね」と言うとうれしそうに笑い、照れたのか、下げていたマスクで口元を隠しました。

名勝負は朝青龍の勝ちでした。あー残念・・でも、やっぱり。ホッとした表情で皆会場を後にします。ぼくらの一行も満足そうです。やっぱり会場の雰囲気を味わうのが最高ですね