日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

バブル将軍

ファイルの整理中に見つけた写真を紹介。

春に車イスの友人とコンサートを見に国際会議場へ行った。住んでいる施設に早く帰らないとならない。福祉関係の人は「やっぱり施設はひどいところだ」と言いそう。ただ到着予定時刻は24時だ。戻ってから30分くらい介助が要る。その年齢なら朝帰ったってふつうだろうけど。最後の曲が始まるまえに抜けて急いでいるのは、予定より早く印象よく帰るため。

会場を出て足が止まる。なんで止まるんだバカ、という視線が向けられるなかカメラを出した。なにに感動したかよく覚えてない。とにかくでかすぎる。堂々としている。なのに閉じ込められてる。見えてない。

スフォルツァ将軍の騎馬像


名古屋国際会議場の中庭に面して立つ巨大な騎馬像は、1989年(平成元年)に名古屋市の市制100周年を記念して開催された世界デザイン博覧会の創造工房東海銀行館に出展されたものです。

この騎馬像は、イタリアルネッサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが作り上げようとしたものです。レオナルド・ダ・ヴィンチは、ミラノ領主ロドヴィコから世界最大のフランチェスコスフォルツァ将軍の騎馬像製作を命ぜられ、1493年11月に馬だけの粘土像(7.2m)を完成させました。しかし、折りからの戦争でブロンズの鋳造は断念され、この粘土像もその後破壊されてしまいました。
 
世界デザイン博覧会への出展に際してこの幻の騎馬像を再建させるため、1967年に発見されたマドリッド手稿や残された数々のデッサンを参考に、まず2mの原形を粘土で創作し、これをコンピューターで拡大し強化プラスチック(FRP)で仕上げました。これは日本の研究と技術がもたらした世界で唯一のものです。


高さ 8.3m 幅 3.6m 全長 8.8m


(国際会議場のWebsiteより)

21世紀に見ると「ビッグライト」で大きくしたような間違った感じがする。バブル遺産として教育的価値があると思う。でも工事用足場で魅力倍増だなー、なんでだろう。歴史的建造物を「梱包するアート」と同じかな。実は主役はあの「凹み」なんだろうか。深いなあ。分かりますか?

施設に着くと暖かい対応で拍子抜けした。