『変えよう! 日本の学校システム 教育に競争はいらない』2
オランダの中等教育(中学高校)
3つの高校卒業資格
- 6年制・大学進学コース
- 5年制・高等専門学校進学コース
- 4年制・職業専門学校進学コース
小学校卒業時に本人の希望と教師の意見で進路を選ぶ。中高は一貫。やはり試験なし
2年間は移行期間、自由に進路を変えられる。二股かけてもいい。卒業後別のコースに移れる
学級別ではなく大学のように取りたい授業を選ぶことができるので、進路変更への柔軟性がある
塾、予備校なし。入試のための勉強はない。
ヨーロッパ型の中等教育:以前は、小学卒業時に進学、職業コースに振り分け。現在のオランダは「年月をかけて適性を探していくシステム」
オルターナティブ教育
「シュタイナー教育」
- 1919年、ドイツ、ルドルフ・シュタイナー
- 12年一貫教育
- 「芸術的なもので子供を取り囲む」という基本理念
- 教科が次々変わることの弊害 ⇒ 同じ教科を数週間続けるカリキュラム
「モンティッソーリ教育」
- 1909年、イタリア、マリア・モンティッソーリ
- 「子供は誰に言われなくても、自分たちの仕事をしているのです」対して、現行の教育哲学は「放っておけば遊ぶ子供に目標を持って頑張るようにする」だろう
- 「大人(親や教師)は、その要求を汲み取り、自由を保障し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に
ばならない」
- 子供の自発性を促す
「学校を作る自由が必要」
学校を作る自由無しに教育を発展させろ、というのは、会社を設立する自由無しに経済を発展させろ、・・
欧米の多くの国では、公立と全く違うタイプの私立学校を作ることが法律で保証されている。
私立学校に公費が支出される国も多い。公立、私立を問わず義務教育は無料(ホンマかいな)
(アメリカ)
生徒が求めない限り授業しない学校
チャータースクール
ホームスクール。親中心の教育。100万人
(フランス)
公立と違うタイプの方針を持つ私立学校をつくる自由。フレネ教育
(ドイツ)
私立設置自由、補助金。公立と違うことに意義を認める
(オランダ)
義務教育学校の7割が私立。全額公費運営
「市が新興住宅地に4つ学校を作るとき、1つはオルターナティブ系の学校を誘致する」ほど
(デンマーク)
- 生徒12人以上(次年度以降20人)
- 国語、算数、英語の最低限を教える能力
- 以上を備えれば、補助金つきの学校を作れる。
- 届け出制
- 教員免許を持たなくてもいい(ホントかな)
- 行政の姿勢「みなさまの作りたい教育があれば、その実現を援助します」
(イギリス)
補助金は無いが設置の自由はある。