日記など 2002年から

福祉の話題が多いです。東京都の西部・多摩地区が行動範囲です。

世界チェンソーアート競技大会 in 東栄

黒田ダム

「ダム友達」が来たので稲武の黒田ダムへ行く。大きいダムじゃないけど、普段使ってる電気のいくらかがここで作られてるはずで、一度あいさつしておきたかった。


この構造に意味があるんだろうか。30メートルは飛んでるか、気持ちいいくらいの発射ぶりだった。発電施設はここだけじゃなくて、400メートル下の矢作ダムまで水を落として発電する。ダムの高さが40メートルなので高低差が10倍で水圧も10倍(合ってる?)になる。じゃあ300メートル・・飛ばないにしてもやっぱダムすごい。あいだに山ひとつはさんで見える巨大タンクが、大水圧で導水管が壊れないように圧力を逃がす「サージタンク」。60メートルあるらしい。

参考URL:黒田ダム その1 ダムの風景/ウェブリブログ

チェーンソー行け、と声がする

ダムへ行けばきっと面白いことが起きるはず。そう信じていた分、このまま風呂入って終わるわけにいかなかった。天気は良いが面白いことは起きない。『世界チェンソーアート競技大会 in 東栄』の宣伝ポスターが土産屋に張ってあった。面白いことはココにありそう。たしか:

  1. 世界中から実力派アーティストを多数招待
  2. チェーンソーカービング世界チャンピオン・ブライアンが和太鼓演奏をバックに実演
  3. ブライアンによる鷹の彫刻がリアルすぎる。(http://www4.zero.ad.jp/chainsawart/の選手のサイトにもっと素晴らしいのがあります)

友人の猛反対を押し切って静岡県との境にある東栄町まで山道を50キロ走る。「もう終了して誰もおらんて」「いや暗くなって、焚き火の明かりでやるのがええんや(←妄想)」もう着くはずなのに深い山里には人の姿も見えない。ここで「世界大会」などありえない、とすっかりトーンダウンする。助手席で胃をかき回されていた友人も弱りきっている。「・・まいった、好きにしろ」仲直りもできてどうにか会場へ。


さすが日本のチェーンソーアート発祥の地。軽トラもこのとおり。一種のデコトラか。
東栄町チェーンソークラブの設立経緯 これがすごくかっこいい。


作品はオークションにかけられる。これは落札済み。ちなみに競技は3時間前に終了していた。


この龍は迫力あった。今年のお題は「What’s the Life? (生きるとは?)」で、制限時間は2時間だ。見たかったなー。


荒々しいタッチも良いが、こういうマイルドな表情も出せる。気に入って購入。こう見えて30キロくらい重さあります。じつは衝動買いでさらに40キロ級の大物も購入。計70キロ、高さ120センチ。置き場がなく後部座席を占拠してますが、どうしようコレ。

  • 会場近くで、庭の手入れをしていたおばさんに道を聞いた。「角を曲がって3つ目のシグナルを右よ」シグナルって信号?山奥の村の、素朴な人柄を予想して声をかけたらそうでもなく、順を追って短く分かりやすい説明を返してくれた。これだけじゃ分からないけど、チェーンソーとか新しいものに抵抗のない土地柄なのかも知れない。
  • マニアックな会にみえて、今回外国のプロを多数呼び、1万人以上という見物客を集めてしまった大イベントだった。スタッフは遅れた僕らを「あーアホだなーもったいない」という目で見ていた。
  • 参加者のおっさんに少し話を聞こうとすると「じゃあチェーンソークラブに入ったら?」と軽い口調で言ってました。興味ある人はクラブのサイトに行ってみてください

熱病に浮かされたような長い一日でした。